- 日替わりコラム
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8/23
2021
HACCPの3つの危害は、「生物的危害」、「化学的危害」、「物理的危害」です。そして、これらの3つの危害に該当しない毛髪やビニール片など軟質の異物についても、製品に混入することのないよう、一般衛生管理によりしっかり対策する必要があります。
ではもし、これら以外の「原材料に由来する皮や、調理時の焦げ」のような異物についてお客様からお申し出があったときには、どのように対応すればよいのでしょうか。
今後、できうる限りの対策を尽くしたとしても、再発ゼロをお約束することが難しい場合もあります。
お客様には、「お客様のための商品を、丁寧に、慎重にお作りすることができていなかったという点で、申し訳なく、恥ずかしいと思っております」とお詫びすることもひとつの方法です。そして、さらに「もし、現時点で少しでも健康に関するご不安がありましたら、かかりつけの病院を受診いただき、その結果を私たちにも教えていただきたいのですが、いかがでしょうか」とお伝えします。
このようにお伝えすると、あなたがお客様を大切に思う気持ちも、いつも真摯にものづくりに取り組んでいる思いも、よりお客様に伝わりやすくなるはずです。
リテールHACCP研究所山森純子
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