- 日替わりコラム
Tue
4/5
2022
私は新入社員の頃に上司を見て、「なぜ、この人はこんなになんでもできるのだろう。自分もあんな風になれるのだろうか」と思ったものです。しかし今思えば、その上司も最初からすべてできたわけではなく、仕事をしていくなかで知識や技術を少しずつ増やしていったはずです。
入社して間もない人がよく、「教えてもらっていないから、できません」、「専門外なのでわかりません」と言いますが、ちょっと待ってください。誰にでも「最初」があります。現在どんな専門家であったとしても、最初は素人だったのです。わからないからと諦めて取り組まなければ、専門家が助けてくれるまで業務が滞ってしまいます。学校で専門的に学んだこと以外はやってはいけない、という会社はないと思います。少しずつでも新たな知識を得て、できることを貪欲に増やしていけば、いつか、なんでもできる最強のオールマイティになれるのです。
そのためにはまず、「自分はなんでもできる」と思うことから始めましょう。できない、わからないと思って聞いていたのでは、わかるはずのことも理解できずに終わってしまいます。今は難しいと思うことでも、「今日はここまで理解できた」と自分の知識が広がることを楽しみましょう。そうすればやがてわかることが増えていき、ある日突然、全体が理解できるようになります。学ぶとは、そういうことなのです。
商品開発アドバイザーH・B 山越
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