- 日替わりコラム
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11/29
2022
国の白書※ では、「コロナ禍でどれくらいテレワークが普及しているのか」のデータについて昨年ベースで以下のように公開しています。
まず、「テレワークをしたことがある」という回答者は38%でした。そして、その実施形態については、「在宅」が34.8%、「サテライトオフィス」は4.1%、「外出先」は4.8%となっていて、在宅でのテレワークがほとんどであることがわかりました。また、テレワークを行ったことがある大企業は51%だったのに対し、中小企業では27.5%とほぼ倍近い開きがあること、その実施形態はいずれも「在宅」が多いこともわかりました。ただし、「外出先でテレワークをしたことがある人」は、大企業は5.1%、中小企業は4.5%とそれほど差はありませんでした。さらに年代別でみると、ITリテラシーの高い「20~29歳」が44.4%で最も多く、「60歳以上」は23.4%で最も低い傾向にありました。
次に、テレワーク実施者に対して、今後もテレワークを継続したいかを尋ねたところ、「どちらかと言えば」も含めると全体で66.4%の人が「継続したい」と回答しました。これらの結果にテレワークをしたことがない人も含めると、今後もテレワークを継続したい人は全体の25%しかいないことがわかり、課題となっています。
※ 『令和3年版 情報通信白書』総務省
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
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