冬の京都

　京都には794年の平安遷都以来、1200年を超える歴史があります。金閣寺をはじめ銀閣寺、清水寺など17の社寺などが世界遺産に登録されており、最近では、京料理が国の登録無形文化財に指定されることが決まりました。京都は、豊かな自然も魅力のひとつです。春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色など四季それぞれに見どころがあります。また、祇園祭、大文字焼きなどを見学するのも楽しみです。このように京都は、歴史、文化、料理や自然など、魅力あふれる都市です。
　かすかな記憶を辿(たど)ると、初めて京都を訪れたのは50年以上前の高校進学直前で、友人との卒業旅行でした。その時以来、幾度となく友人や家族と京都を訪れています。特に仕事もひと段落した7年ほど前からは、毎月のように京都を満喫しています。京都に足繁く通うなか、感動したことや思わぬ再発見などを、これから紹介していきます。
　冬の京都は寒く、時には雪も積もります。ある時、朝起きたところ一面の雪でしたので、タクシーで金閣寺へ向かい、雪化粧した早朝の金閣を楽しむことができました。また、1月7日からは「京の冬の旅」が始まり、普段は非公開で見ることができない文化財が、特別に公開されます※ 。お寺の拝観では靴を脱ぐことも多く、板張りの廊下は足元から冷えますので、厚手の靴下を鞄に入れて防寒対策をしています。

※ 2022年11月1日現在における開始予定日

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