- 日替わりコラム
Thu
1/12
2023
インテリアの色彩を決める際には、色の持つ心理的な影響を考慮するのが上手な選び方です。色彩が持つパワーを毎日の生活空間に取り入れることで、心地よさを感じ、心も豊かに育まれます。
橙(だいだい)は社交性を演出する色で、リビングに使えば家族間のコミュニケーションもスムーズになります。大衆向けの色なので高級感や上品さには欠けますが、来客が親しみを感じ、楽しい気分になってくれるでしょう。橙に黒を加えた色みの茶は、ラグジュアリーなイメージや重厚感を演出します。格調高いレストランやホテルに多く利用され、緊張を緩和し、温もりを感じさせてくれます。青は寝室に使うと快眠に、また集中力のアップにも効果的です。青を見ていると気分が落ち着くという経験をお持ちかと思いますが、実際に脈拍が安定し、呼吸も穏やかになるという報告もあります。仕事場であれば、頭脳労働や単純作業の効率を高めてくれるでしょう。空間をスタイリッシュに演出したい場合には、インスピレーションを高める神秘性とクリエイティブな創造性を備えている紫が有効です。個性的でインパクトの大きい紫に、控えめながらも洗練された印象のグレーを組み合わせると好相性です。
色彩のパワーを効果的に活用した生活空間で、コミュニケーションを深めたり作業効率のアップを図ってください。
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一般社団法人 日本カラリスト協会 カラリスト上田裕子
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