- 日替わりコラム
Thu
4/6
2023
「メールでの挨拶は非効率だから不要」という人がいますが、それは相手次第です。なぜなら、メールはコミュニケーションツールだからです。相手が「挨拶は不要」と明確にしているのであれば問題はないですが、どのように考えているのかわからない場合には書いたほうが無難です。「挨拶がないと不躾(ぶしつけ)な印象で、冷たく感じる」という人もいます。
このように、効率重視派と人間関係重視派で意見が分かれることはどの業務にもよくあることですが、メールを使う目的に立ち返れば「円滑に仕事を進めて、仕事の効率を上げるため」というのは両者ともに同じはずです。ということは、挨拶をしないことで相手を不快にさせ仕事に支障が出たり効率が悪くなれば意味がなく、またそこから人間関係をやり直すのには相当な時間がかかります。さらに、挨拶は不要なのだと学んだ部下のメールで、外部とのトラブルが発生するかもしれません。
それならば、数秒で挨拶を入力できるような工夫やスキルアップを行うほうが効率は良く、無難だと考えることもできます。メールの挨拶の有無について社内で時間を割いて議論するよりも、数秒で挨拶をしてしまったほうが、仕事を進める上では合理的でしょう。メールを利用する目的意識を明確にした上で、トータルで見たときの業務の進め方、時間の使い方に立ち返ってみると、最適な答えが見つけやすくなります。
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一般社団法人 日本ビジネスメール協会 認定講師長野裕香
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