- 日替わりコラム
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7/24
2023
都市部には「賃貸」対「持ち家」などという論争があるようですが、田舎では無意味です。
まず、賃貸情報がほぼ皆無です。不動産屋には扱いがなく、そもそも賃貸物件自体がありません。地元の人の知り合いをつてに借りることができたとしても、雨漏りしても、立て付けが悪くなっても、修繕費は自費という場合が多いので、賃貸としてのメリットがありません。好条件な賃貸に出逢えれば良いですが、そうでなければ買ってしまうほうが安いのです。土地が安いので、固定資産税などの負担も少なくて済みます。特に中古物件は激安なので、ローンにすれば、支払いは修繕費を含めても1か月3~5万円以内に収まるでしょう。いっそのこと新築を建てるのも良いかもしれません。
もし家を買ったことがなく、買うのが怖いと思っているのであれば、まずは、調べることがなくなるくらいまで、とことん不動産について学ぶことから始めると良いでしょう。
また田舎では、素人同士が家の貸し借りをするので、自費で修繕費を払って借りていながら、契約途中で家主から返してくれといわれるトラブルがよく起こります。これは法律違反ですので、わからないことは自分で考えずに弁護士に相談しましょう。
地方移住経済情報研究家金丸知弘
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