- 日替わりコラム
Thu
9/21
2023
毎日食べたり飲んだりする、お気に入りのヨーグルトはありますか。
ヨーグルトは、厚生労働省令※ により「種類別:発酵乳」と表示され、成分規格は「乳酸菌数が1ml中に1000万以上」と定められています。賞味期限まで品質を保つため、実際には10倍以上の菌数が含まれているといわれ、100g食べると100億もの乳酸菌を摂取することになります。また、たんぱく質やカルシウムは牛乳と同等、もしくは1~2割多く含まれています。乳酸菌がお腹の調子を整えるほか、腸管の免疫機構に作用し、感染症予防や抗腫瘍効果なども認められています。生活習慣病や認知症の予防など、健康維持・増進を目的とする機能性表示食品が続々と増え、特定保健用食品(トクホ)のマークがついたヨーグルトもあります。
近年、のむヨーグルトは、飲み切りタイプでさまざまな機能性をうたったものが人気です。固まったもの(カード)を工場のタンクでかき混ぜて液状にしており、薄めていません。甘みがあっても低脂肪なものが多く、牛乳と同じくらいのエネルギーとなっています。
プレーンヨーグルトにフルーツやナッツ類、シリアルなどを加え、ビタミンCや食物繊維をプラスするのもお勧めです。いろいろなヨーグルトを楽しく食べて、お気に入りを見つけ、毎日欠かさず摂りましょう。
※ 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令
管理栄養士・ミルク料理研究家奥泉明子
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