書類の片づけ、防災の情報もまとめておこう

　書類の片づけといえば、「置きっぱなし、出しっぱなしになりやすい書類を、見た目に整えること」をイメージされる方が多いですが、ホームファイリング(自宅の文書管理)では、必要なときに必要な情報をすぐに取り出せるように管理することを重視しています。
　たとえば防災、特に地震に関する紙情報の管理。日本は、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくありません。災害時に必要な情報は、ひとつのフォルダにまとめておくのも良いでしょう。ハザードマップ、緊急連絡先リスト、災害用伝言ダイヤル(171)の使い方、公衆電話の場所リスト、離れてしまったとき用のご家族やペットの写真、かかりつけの病院や服用している薬のメモ、友人知人の連絡リストなど準備しておくべき情報はたくさんあります。さらに、電気・ガス・水道の復旧連絡先などを入れておき、被災に関する手続きの申し込みが始まったときには、迅速に動けるようにしておくと安心です。
　また二次被害を防ぐため、避難する際にこうしたフォルダや貴重品情報などの持ち出しを忘れても、絶対に自宅の中に戻らないようにしてください。取りに帰ったがゆえに被害にあった、というケースが多数あります。またそうした事態に備えて、置き場所を玄関や防災リュックの中にするなど、工夫をしましょう。

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