イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

8/8

2024

秋の始まり「立秋」と「処暑(しょしょ)」

 8月(8日前後)に訪れる二十四節気※ は「立秋」です。「秋が立つ」と書くように、暦の上では秋の始まりとされています。実際には夏真っ盛りで、1年の中でもっとも暑い時期にあたります。そして、徐々に暑さが落ち着いてくる頃という意味の「処暑(23日前後)」へと続きます。この頃になると日中の暑さは残っているものの、朝夕は少しずつ過ごしやすくなり、秋の気配を感じられるようになっていきます。
 ここ数年、温暖化が進んだ影響で、体温を超えるような暑さも珍しくなくなってきました。元々、私たちの体は暑さで体温が高くなりすぎないようにセンサーがついていて、体温が高くなると汗をかいてクールダウンさせる仕組みが備わっています。汗をたくさんかくことは、体の水分が失われていく状態なので、不足が続くと、のどや口が渇く、便が硬くなる、尿の色が濃く量も少なくなる、寝付きが悪いなど小さなサインが出てきます。また、汗と一緒にエネルギーも体の外へ出てしまうので、体が重い、疲れがとれない、食欲不振など、夏バテの症状も表れます。漢方では、トマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ、スイカなどの暑い時期に旬を迎える野菜や果物の多くには、体の内側から熱を冷まし、水分代謝を助ける働きがあると考えられています。秋の初めの養生は、旬の食材で潤いと栄養を補給して、夏の疲れをいやしましょう。

※ 二十四節気は太陽の動きにあわせて1年を24等分した歴のことで、季節の移り変わりを知る目安となる。
  太陽の動きによるので、毎年日付は固定されていない

中医食療薬膳師一級中山静江

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