イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Wed

11/11

2020

リバウンドしないダイエットのために(6)「運動と睡眠」で太りにくい体に

 食欲の秋ですが、リバウンドしないダイエットには、適度な運動や十分な睡眠をとることが食事と同じくらい大切です。
 適度な運動では、できるだけ日常生活での活動量を増やすことがポイントです。運動以外の日常生活での身体活動をNEAT※1 といい、肥満者と非肥満者のNEATを比べると、肥満者の方が座って過ごす時間が164分多く、この時間を立位・歩行活動で過ごすと1日352プラスマイナス65kcalのエネルギーを消費できるとの報告もあります※2 。まずは座って過ごす時間を減らし、その時間を立って過ごしたり歩く時間に変えてみましょう。また、通勤時に階段を利用したり遠回りをして帰宅するなど、体を動かす時間を意識的に作ることも効果的です。
 睡眠不足も太りやすくなるという報告があります。適切な睡眠時間は人によって異なりますが、さまざまな研究から7~8時間が理想的で※3 、短くても長くても肥満になるリスクが高いといわれます。その理由として、食欲を抑えるホルモンの分泌量が減り食欲を増加させるホルモンの分泌量が増えることや、日中の活動量が減ることなどが挙げられます。
 1日3食いただくこと、夜遅い時間の食事を控えること、バランスの良い食事をとること、そして適度に体を動かし十分に眠ることは、太りにくい体作りとなるだけではなく、心身の健康維持にも繋がります。

※1 Non-Exercise Activity Thermogenesis の略。非運動性活動熱産生
※2 A NEAT Way to Control Weight? Eric Ravussin Science Vol307,Issue5709,pp.530―531 28 January 2005
※3 Tahen S,et al.:PLoS Med.,1(3):e62. Epub 2004

管理栄養士・野菜ソムリエ篠原絵里佳

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