- 日替わりコラム
Thu
11/21
2024
京都を歩いていると、寺社の広い境内地などでフリーマーケットや露店が並ぶ市や縁日が開かれているのを見かけます。
世界遺産でもある東寺(教王護国寺)では、毎月21日に弘法大師空海のご遺徳をしのぶ御影供(みえく)の法要が開かれます。これに合わせ境内で「弘法市」が開かれ、雑貨、衣料品、骨董、食品やグルメなど幅広い1000店もの露店が出店します。12月21日の弘法市は「終(しま)い弘法」、1月21日は「初弘法」と呼ばれ、いっそう賑わいます。さらに毎月第1日曜には「ガラクタ市」が開催され、多くの骨董ファンを魅了しています。北野天満宮では、御祭神の菅原道真の生誕日・命日にちなみ、毎月25日に「天神市」が開かれます。1000店近い露店が参道や境内に並びます。また、この日は日没から境内のライトアップも行われます。平安神宮正面の岡崎公園では、「平安楽市」という手づくり作品のブースを中心とした市や「平安蚤の市」が毎月開催されています。さらに、大原では、毎週日曜日の早朝に「里の駅 大原」で「大原ふれあい朝市」が開催され、地元の朝採れ野菜などが出品されます。
京都での散策の途中に市や露店を見かけたら、のぞいてみてください。眺めるだけでも楽しいですし、地元の出展者と話をするのも旅の楽しみになります。お出かけの際には事前にHPなどでご確認ください。
鈴木達夫
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