- 日替わりコラム
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11/27
2020
「革新的なこと」を行うための決断は簡単ではなく、それなりの覚悟を必要とします。革新的なことを行う際には、次の四点を確認するとよいでしょう。
(1)「不確実性を受け入れること」。革新的であることは、ある程度のリスクを覚悟するということです。リスクのない革新などありえません。
(2)「継続の判断を行うタイミングと、その基準を決めておくこと」。あらかじめ、継続の可否を判断するタイミングとその判断基準を決めておくことでスタートが切りやすくなります。
(3)「予算の総枠を決めておくこと」。スタート時点で投入可能な予算の上限を決めておけばそれ以上の出費のリスクがなくなり、スタートの意思決定もしやすくなります。
そして、(4)「引き金を引くための判断基準はあくまでもロジックで考え、数字による議論に囚われないこと」。革新的な業務には前例がないわけですから、先が読めない不安から、ついつい「どれだけ売れるか」、「どれだけ利益を生めるか」、「どれだけ効率が上がるか」といった数字での議論に終始し、過去の事例や数字と比較して否定しがちになります。しかし、革新的な業務を行おうとするときは、「社会に貢献できるか」、「お客様に喜んでいただけるか」といった極めてシンプルなロジックで、判断を行うべきだと思います。
商品開発アドバイザーH・B 山越
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