- 日替わりコラム
Wed
5/19
2021
免疫力を高めるためにはバランスの良い食事が大切ですが、中でも免疫の要となる栄養素といえば、たんぱく質です。たんぱく質は、筋肉や血液、骨、皮膚、臓器、髪、爪といった体を作る働きがあることで知られていますが、体の働きを調整するホルモンや酵素、免疫抗体の材料にもなります。
たんぱく質が豊富な食材は、肉、魚介、卵、大豆製品、牛乳などの乳製品です。ですから、主菜を毎食いただき、1日1~2回牛乳や乳製品を摂るように心がけましょう。主菜は、肉、魚介、卵、大豆製品を主材料とする料理のことですが、これらの食品は、手のひらに乗るくらいの大きさを目安に摂ります。卵や大豆製品は、手のひら半分の大きさ、肉や魚はそれぞれ100g程度が目安です。「毎食、手のひら大の主菜」と覚えておきましょう(ただし、食事療法をされている方はこの限りではありませんので主治医に相談してください)。さらに、これらの食品には、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。「肉を食べたら魚を食べる」といったように、2~3日の食事を振り返っていろいろな種類の主菜を摂ることも大切です。
また、主食から糖質をしっかり摂ることで、たんぱく質は体内で効率よく働くことができますので、主食もしっかり食べましょう。
管理栄養士・野菜ソムリエプロ篠原絵里佳
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