- 日替わりコラム
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9/17
2021
マーケティングの基本は「お客様を笑顔にすること」です。そのためには「人の気持ちに寄り添って考えること」が重要で、これは普段から人に対して優しく接していなければ、そう簡単にはできません。
人に優しくなるためには、心のゆとりが必要だといわれます。自分が幸せでない人が他人に対して優しくなれるはずがなく、したがって、まずは自分の幸せを優先してよいということです。では、自分が幸せになるためにはどうしたらよいのでしょうか。
幸せとは、その人の心の持ち様です。ショーペンハウエル※ は「人は幸せの数を数えだした瞬間から幸せになれる」と言っています。今ある自分は幸せだと考えることから始めるとよいでしょう。
日本には昔から「足るを知る」という言葉があります。幸せとは追い求めればキリがないものです。どのような素晴らしい環境や地位を与えられても、それを不服だと考える人は一生幸せになることができないのです。逆に、他人から見てどのような悪環境や処遇を受けようとも、今を幸せだと思える人は一生幸せでいられます。今の自分を「幸せだ」と考えることができれば、その時から「人に優しくなれる」はずなのです。そんな人が作り出す商品やサービスこそが、人を笑顔にするのではないでしょうか。
※ ドイツの哲学者。ショーペンハウアーとも呼ばれる。「富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが乾いてくる。名声についても同じである」という言葉を残している
商品開発アドバイザーH・B 山越
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