- 日替わりコラム
Thu
9/23
2021
現在、国は「ワーケーション」を推進しています。ワーケーションとは、「ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語。テレワークなどを活用し、リゾート地や温泉地、国立公園など、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うことです。休暇主体と仕事主体のふたつのパターンがあります」と国は定義しています。また、国は「ブレジャー」も推進しており、「ビジネスとレジャーを組み合わせた造語。出張などの機会を活用し、出張先などで滞在を延長するなどして余暇を楽しむことです」と定義しています。
令和2年度「テレワーク人口実態調査」によると、まず、「ワーケーションをしてみたいと思う」と回答した人の割合は約37%、そして18.2%の人が「滞在期間として1~3日間を希望」しています。一方、「会社の制度上、ワーケーションが認められていない」と回答した人は51.2%と半数を占めました。ワーケーション実施にあたっての不安や課題を聞いたところ、「何かあってもすぐに出勤できない」が25.1%、「定期的に出勤する必要がある」が19.6%、「業務効率の低下(仕事のオン・オフの切り替えが難しい)」が17.6%、「業務に支障をきたす(職場、顧客企業に迷惑をかける)」が16.8%と続きます。
このような新しい働き方が定着するのか、楽しみなところです。
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
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