- 日替わりコラム
Wed
12/22
2021
これから新入社員の上司になる人、あるいはすでになっている人にとって、お互いの関係性をどのように築いていくかは大きな課題です。ところで、上司が新入社員に何かの指示をするときに大切な「3S」をご存知でしょうか。それは、「指示・承認・責任」です。
「指示」をするときには、相手がその指示を理解できるように伝えなければなりません。そして、その指示を受けて行動した結果を、いったん「承認」することが大切です。たとえ期待していた結果が出ていなかったとしても、本人の説明にしっかりと耳を傾け、どうすればよいのかを一緒に考えることでコミュニケーションを深めることができます。
最後に「責任」です。部下の仕事の結果は、最終的には上司である自分が責任を取ると決めることです。そう思って部下に接することで、自分の指示の仕方や部下との関係性を真剣に考えることができるようになるはずです。
新入社員には、個性や個人差があります。長所を引き出し、それぞれに合った指導をするのも仕事のひとつだと考えましょう。そして特に、初めて部下を持つという人は、最初は部下よりも自分のほうが学ぶことが多いと思ってください。そして、新入社員は全員が会社の大切な人財であることを、ぜひ忘れないでいただきたいです。
教育アドバイザー星森 一
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