- 日替わりコラム
Fri
1/14
2022
非常に革新的だがリスクの高い仕事にチャレンジしようとすると、周囲から「彼は変わっている」、「彼女は非常識だ」といった陰口を囁かれることがあります。しかし、私はそのように言われると、まるで褒められているかのように内心喜んでいました。
歴史的に見ると、世の中に大きな変革をもたらしてきたのは、他人から「変わり者」と言われるような人々なのです。
他人と同じような無難な仕事をしていれば、大きな失敗こそありませんが、反面、大きな成功も得られません。社会に役立つような革新的な商品や技術を開発しようとすれば、必ず失敗という大きなリスクを伴います。
では、失敗を恐れず前に進むためには、どのように考えるべきなのでしょう。必要なのは2つの考え方です。1つは「やってだめならば、それは自分の責任だから仕方ない。また次の機会に頑張ればいい。なるようになるさ(ケセラセラ)」という1回の失敗ぐらいではへこたれない不屈の精神です。もう1つは「人は窮地に追い込まれたとき、ふだん信じられないような力を発揮するものだ(火事場の馬鹿力)」といういざというときの自分の頭脳の冴えや能力、行動力を信じる力です。
どうせ仕事をするなら、失敗を恐れずに大きな仕事をしてほしいものです。
商品開発アドバイザーH・B 山越
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