- 日替わりコラム
Tue
5/10
2022
ある学会の「ウィズ・コロナの働き方に関するガイドライン」には、ワーカーが在宅でノートパソコンを使う際の詳しい注意事項が紹介されています。
まず、ノートパソコンはその特性上、どうしても目線を落として作業することになります。しかしながら、人間工学的にはモニターは正面にあるほうがよく、その点が障害となってしまいます。そこで改善策として、キーボードを別に用意してノートパソコンを台の上に設置する、あるいはモニターを別に用意する、高さや角度調整ができる専用のスタンドを用意することを奨励しています。
キーボードは、肩が緊張しない程度の幅があるサイズが望ましく、加えて、キーボードの手前に10~15cmほどの余裕を持たせること、タッチパッドではなくマウスを使用することを勧めています。
モニターは、視線とモニターの上辺が同じ高さになるように調整を行い、作業中の視線角度は首が下に5度程度傾く姿勢になるようにしましょう。また、モニターまでの距離は60~70cm離し(モニターのサイズにより前後する)、おおよそ腕を伸ばしたときの指の先辺りが目安だとしています。今後はこれらを実践して、仕事を進めてみるとよいでしょう。
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています
- アクセス