- 日替わりコラム
Wed
8/31
2022
企業には、それぞれに個性があります。老舗としての伝統を守りながら堅実に経営する企業、ブランド力から数多くの商品を提供する企業、新しい分野に進出して顧客層を拡大する企業。どの企業の方向性も、時代とともに大きく変化します。
商品が世に出るまでには、原料の調達、製造機械の品質向上、スタッフの教育強化、工場内の環境整備など、取り組むべきことがたくさんあります。顧客は多様化し、さまざまなニーズに迅速に応えていかなければならないため、変化は必然です。
しかし、企業理念に大きな変化はないようです。たとえば、「安全・安心」、「良質な商品の安定供給」、「社会貢献」などの理念は、昔も今も変わらず経営の根底にあるはずです。そして、これらを実現するために、企業は計り知れない努力を重ねています。
時代が大きく変化するなかで大切なのは、「変えるべきもの」と「変えてはいけないもの」を判断する力です。企業の安定と継続は、この見極めにかかっているといっても過言ではありません。「変えるべきもの」を変え、「変えてはいけないもの」をどのようにして守るのかを改めて確認することはとても大切です。さらに、自分たちの強みと弱みを整理すると、全体を客観的に見直すことができるでしょう。
教育アドバイザー星森 一
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