- 日替わりコラム
Fri
11/4
2022
晩秋の11月頃から3月頃が旬のブロッコリーは、栄養価が高いことで人気の野菜です。多くの野菜は実や葉、根を食べますが、ブロッコリーは花の部分(蕾(つぼみ))を食べます。蕾が小さく、粒が揃っていてきっちりと詰まっているもの、鮮やかな濃い緑色のものが、新鮮で美味しいサインです。
ブロッコリーの栄養価は、野菜の中でもトップクラスを誇ります。特に、ビタミンCや食物繊維が豊富なことが特徴です。カリウムや鉄などのミネラルやβカロテン、またビタミンE、ビタミンK、葉酸などのビタミンも豊富です。ビタミンには脂溶性と水溶性とがありますが、どちらのビタミンも豊富に含まれているブロッコリーは、蒸し焼きにしたり、油で調理して食べたりするとよいでしょう。
軽く洗ったブロッコリーを、小房に分けて耐熱容器に入れ、軽く水を振り、ふんわりラップをして電子レンジで1~2分加熱すると※ 、旨みも栄養素も流出されず、美味しくいただけます。ごま油、ツナ缶、ポン酢しょうゆでサッと混ぜ合わせるのもお勧めです。
また、抗酸化作用に優れたスルフォラファンには、がん予防効果が期待されており、アメリカの国立がん研究所が疫学調査の結果に基づいて発表した「がん予防が期待できる食べもの」の上位にも入っています。
※ 使用する電子レンジにより異なる
管理栄養士・野菜ソムリエプロ篠原絵里佳
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