- 日替わりコラム
Fri
11/11
2022
朝、クローゼットの前で「何を着て行こうか」と悩むことはありませんか。そんなときは、色を意識して洋服を選んでみましょう。
色には、相手にメッセージを伝える力があります。私たちは初対面の際、派手、地味、華やかなど、知らず知らずのうちにその人に対する印象を持ってしまうことがあります。それは、声や身体的な特徴からイメージされることもありますが、最も大きな面積を占める洋服の色から感じ取ることも少なくありません。これは、色彩心理と呼ばれる「色から受ける感情のイメージ」によるもので、たとえば赤は情熱、青は冷静、緑は新鮮、茶色は安定、白は清潔、黒は抑圧などもそのひとつです。
有彩色※ の中で、最も明るい黄色は、躍動感や元気な印象を伝える色です。初めて会う人が多い場所には、黄色を着て行くのはいかがでしょう。色の効果で、楽しい話題に花が咲くかもしれません。反対に、黒は緊張感を与える色なので初対面の人と会う場合には避けたい色です。赤は情熱的でエネルギッシュな色なので、エネルギーをもらいたいときには効果的な色です。青は誠実さを印象づける色です。大事な商談は、ぜひ青で決めてください。
色合いの違いは、太陽光線の波長の違いによって生まれます。光のエネルギーを身にまとい、あなたらしい装いを楽しんでください。
※ 赤、黄、青など、色みのある色のこと
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一般社団法人 日本カラリスト協会 カラリスト渡辺結美
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