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12/26
2022
イミニ免疫薬粧株式会社が今年6月に行なった「認知症予防と免疫力」に関する調査※によると、男性の約7割、女性の約8割が認知症に「とても関心がある」、「ある程度関心がある」と回答しました。また、認知症について関心はあるが、「認知症を予防するためにどのような対策が有効か知っていますか?」との質問では、「よく知っている(1.4%)」、「ある程度知っている(21.5%)」、「あまり知らない(59.4%)」、「まったく知らない(17.7%)」という結果でした。
アルツハイマー型認知症の原因は、「脳内にアミロイドベータが蓄積されること」が最も有力な説ですが、6割近くの人が「知らない」という結果でした。ただし、直接的な原因は知らなくても認知症予防として「バランスのとれた食事をとる(47.8%)」、「十分に睡眠をとる(46.3%)」、「運動・スポーツをする(38.6%)」、「ストレスを溜めないようにする(35.6%)」、「趣味を持つ(楽しむ)(33.7%)」などに取り組んでいることがわかりました。
認知症専門家からなるランセット委員会は、2020年、認知症の12のリスク要因(教育、難聴、高血圧、肥満、喫煙、うつ病、社会的孤立、運動不足、糖尿病、過度の飲酒、頭部外傷、大気汚染)を改善することにより、発症を約40%ほど予防する効果が期待できると報告しています。
※ 2022年6月10・11日に、インターネット上で50歳以上の男女1015人を対象に実施
介護福祉士中村和彦
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