- 日替わりコラム
Wed
1/11
2023
コロナ禍で、私たちの働き方や働く場所は大きく変わりました。日本でも、働く場所を選択できるハイブリッドな働き方に移行しつつあります。では、世界はどのように変化しているのでしょう。
まず、アメリカでは固定オフィスへの出社とリモートワークのハイブリッド化が進んでいるようです。ある調査によると、米国内の日系企業では原則として全員出社が24.6%、主に出社で一部リモートが17.9%。リモートと出社が同じ割合なのは19%、主にリモートで一部出社が27.9%と、ほぼ似た割合となっており、ハイブリッドな働き方が定着していることがわかります。
他方で、コロナ禍の収束とともに固定オフィスへの出社率が戻りつつある国も少なくありません。たとえば同じアジア圏のシンガポールでは、コロナ禍の2021年11月には出社と在宅勤務がほぼ半々の比率だったものが、2022年4月には出社が74%、在宅勤務が26%と大きく変化してきています。しかしながら、ワーカーにアンケート調査をしたところ、半数近くの人が「在宅と出社の両方を選択できるハイブリッドワークをニューノーマルとするのが望ましい」と回答しています。
アフターコロナの働き方にまだ答えはないのかもしれませんが、今後ハイブリッドな働き方に移行するのは間違いないと思われます。
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています
- アクセス