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2/14
2023
株式会社オルタナでは、2015年から「CSR検定:サステナビリティとSDGs※1 」を実施しています。その2級テキストでは、「サステナブル(持続可能な)経営」の重要性を説いていますが、今回はその中から「4つのR」をご紹介します。
「4つのR」とは、CSR(企業の社会的責任)の担当部署とPR(広報)、IR(投資家向け広報)、HR(人事)などの部署との連携を指します。その連携により、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)など「サステナブルな取組み」を社内外に発信することが重要です※2 。それは、なぜでしょうか。取引先や顧客だけではなく、社員やその家族に自社の「サステナブルな取組み」を理解してもらうことが、信頼や求心力の向上につながるからです。
特に、「人事部」の役割は大きいです。最近では、就職を控えた学生たちのサステナビリティへの関心も高いとされ、より優秀な社員を採用するためにも社員のリテンション(人材の維持)においても、サステナビリティに対する企業の姿勢が問われる時代になりました。
社内においては、社員教育などを通じて、単なる法令順守ではない、広義の「コンプライアンス意識」を高めることが大切です。それが、ビジネスの「グレーゾーン」におけるリスクから企業や組織を守るのです。
※1 2023年4月以降「サステナブル経営/CSR検定」に改称
※2 企業の規模や業種は問わない
『オルタナ』編集長森 摂
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