イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

3/16

2023

言いにくい「形見分けボックス」の伝え方

 前回※ 、「実家の片づけの際には、思い出専用の形見分けボックスが便利。渡したい人別にひとつ箱を作って集めると、クローゼットや食器棚の中は、今、親御さんが使うものだけになる」という、捨てなくても改善できる方法についてご紹介しました。しかしそれでも、親御さんに「形見分け用の箱を作って片づけて」と言うのは、少し気が引けますよね。
 そんなときは、きちんと方法を説明し、その効果に気づいてもらうことが大切です。たとえば、「渡したい人別に分けてまとめるのは、使用の頻度・目的で分けるグルーピングという収納技術のひとつ」、「大事だけど普段は使わないものをよけることにもなるから、今使う場所が便利になる。捨てなくてもよい片づけの方法」などの声がけはいかがでしょう。メリットや作業手順なら伝えやすく、「なるほど。たしかに、それならできそう」と思ってもらうことが行動変容につながります。
 実際に、それまでは嫌で面倒だった片づけが、「この箱に入れるものは厳選したい。入れるものをじっくり探したい」という気持ちになり、家中の片づけを続けているという人もいます。片づけが子どもへの宝探しに変わり、楽しいのだそうです。もし四角い箱や段ボールがない場合は、大きめの紙袋でも大丈夫。同じ目的で選び抜いたものを、ひとつにまとめていく作業の実践がポイントです。

※ 本誌1月号

株式会社オフィスミカサ 代表・整理収納アドバイザー一級認定講師長野ゆか

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