- 日替わりコラム
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4/10
2023
デジタル化が加速するなか、多くの企業でデジタル業務における人材が不足しています。「リスキリング(Reskilling)」は世界的に注目されている概念で、「スキルの再習得・再教育」を意味します。学び直しのひとつですが、主に会社が従業員に対して行い、デジタル業務に関するスキルや知識の習得を意味する場合が多いようです。日本政府も「リスキリング」の推進を呼びかけており、経済産業省は「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義しています。
「リスキリング」で習得するスキルは、プログラミング、データ分析、マーケティングなどさまざまです。高度なスキルを持った人材を採用するとコストがかかりますが、「リスキリング」により社内で人材を育成することでコストを大幅に下げることが可能です。また、会社のカルチャーを理解している社員を「リスキリング」したほうが業務もスムーズに進むでしょう。
日本は先進国でありながら、デジタル化では他国に遅れをとっています。オンライン業務が普及し、AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入を迫られている企業において、「リスキリング」の必要性は大きく高まっています。
ライター東納英輔
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