イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Wed

4/26

2023

若き開発者への手紙(28)世界に貢献する方法

 企業や組織を通じてSDGs※1 を目指すことだけが、世界貢献ではありません。食品ロスを減らし、CO2削減のためにゴミの分別やリサイクルに協力することなども、私たち一人ひとりが暮らしの中でできる世界への小さな貢献といえます。日本を訪れる外国人の多くが「日本はゴミがなくて綺麗な国だ」という感想を持つといいます。
 サッカーのワールドカップ※2 で試合終了後、日本人サポーターが大きなビニール袋を持ってスタンドのゴミを拾う姿が世界中から称賛されました。そして、他国のサポーターたちにも、この「ゴミ拾いの輪」が広まりつつあるといいます。同じ日本人として、とても清々しく誇りに思います。同様のことは、ほかの世界的なスポーツの場でもできるかもしれません。このような「善い行いの輪」が、サッカーはもとよりスポーツの枠や国境さえも越えて広まってほしいと思うのです。
 オリンピックやワールドカップなどは、世界を身近に意識するよい機会です。勝敗に一喜一憂するだけではなく、一人の人間として世界を見つめ直してほしいのです。今の時代、SNSなどの活用により、もっと積極的にこのような「善い行いの輪」を世界に広めていくことができるのではないでしょうか。若者の斬新なアイデアや行動力に、期待したいものです。

※1 持続可能な開発目標
※2 2022 年FIFA ワールドカップ(カタール大会)

商品開発アドバイザーH・B 山越

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