- 日替わりコラム
Tue
7/11
2023
7月に出荷の最盛期を迎えるトウモロコシには、ポップコーンの原料になる爆裂種、コーンスターチなどのでんぷんになる馬歯種、メキシコ料理のトルティーヤに使われている硬粒種、観賞用のポッドコーンなど、さまざまな品種がありますが、私たちに最も馴染み深いのはスイートコーン(甘味種)でしょう。スイートコーンは、カラフルな色で食卓に彩りを添えてくれます。濃い黄色の黄粒種、白色の白粒種、黄と白のバイカラー種、赤い色の赤粒種といったさまざまな色の種類があり、味わいもそれぞれ個性があります。最も甘みが強いとされているバイカラー種は、現在の日本のトウモロコシの主流になっています。白粒種は粒皮が軟らかく甘みも強いので、生のままでも美味しくいただけます。トウモロコシは鮮度低下が早く、収穫された時点から急速に糖分がでんぷんに変化し、甘みが薄れてしまうため、加熱するまで皮を剥かずに、できるだけ早く食べるのが美味しくいただく秘訣です。採れたては栄養価も高いです。
トウモロコシは、昼夜の寒暖差が大きいほうが美味しくなるといわれています。4月頃から九州での出荷が始まり、東北や北海道では8月中旬~9月中旬頃と、徐々に北上する産地リレーで長い期間楽しむことができます。
管理栄養士・野菜ソムリエプロ篠原絵里佳
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