- 日替わりコラム
Wed
7/26
2023
ある協会が、テレワークに関して2021年12月と2022年11月とを比較し、どのような変化があったのかアンケート調査を行いました。
アンケート結果では、すべての項目で「変化がなかった」という回答が多かったものの、詳細に見ていくと微細ながら変化があったことが伺えます。
最も変化が大きかったのが「仕事の総量」で、「増加した」、「大きく増加した」を合算すると28.6%となっており、経済活動が再開した、もしくは、テレワークでの仕事のやり方が定着してきたともいえます。
以上と連動するように「所得」が「増加した」、「大きく増加した」を合算すると16.9%となっており、また「仕事全体の満足度」の向上が11.7%、「生活全体の幸福度」の向上が15.2%となっています。他方で、「睡眠時間」が「大きく減少した」、「減少した」を合算すると20.1%、「余暇時間」も「大きく減少した」、「減少した」を合算すると20.4%となっていて、仕事とプライベートの両立をどう考えていくかが今後の課題といえそうです。
また、興味深いのは「家事・育児・介護時間」に関して「変化なし」が82.4%と、ほとんど変化がないことを示しており、これらの活動をコアにしてテレワークを行ってきたことが伺えます。
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
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