- 日替わりコラム
Thu
8/24
2023
ある協会がテレワークにおけるプラス面、マイナス面に関する意識調査を行っています。
その結果、プラス面として最も多かったのは「多様なライフスタイルや働き方に対応できる」で57.5%でした。次に多かったのは「従業員の満足度向上が期待できる」で18.3%、次が「生産性の向上が期待できる」で16.4%でした。
マイナス面では、最も多かったのが「コミュニケーションが減少する」で55.4%でした。次に多かったのは「緊急時の対応が難しくなる」で38.8%、次が「社員の勤怠管理、健康管理が難しくなる」で36.3%でした。また「社員の評価が不公平になる可能性がある」と24.5%の人が回答しています。
そして興味深いのは、「プラス面はない」と回答した人が29.6%だったのに対し、「マイナス面はない」と回答した人は19.7%で、「プラス面はない」と回答した人よりも少なかった点です。総じてみるとテレワークに対して好意的な人が多いと言えますが、それでも全体の3割の人がまだまだ批判的であることが伺えます。
以上から、今後の課題としてはマイナス面の項目をいかに克服していくか、プラス面をいかに伸長するかが問われていくことになります。
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
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