- 日替わりコラム
Thu
10/12
2023
ハイブリッドワーク(自宅などのテレワークとオフィスワークをミックスした働き方)が、これからの働き方として主流となりつつありますが、実際にはどれほどのニーズがあるのか、ある協会が最新のデータを公表しています。
それをみるとテレワークのみを希望する人は14.2%、7対3でテレワークを多く希望する人は28.3%、半々が21.1%、7対3でオフィスワークを多く希望する人が25.6%、オフィスワークのみを希望する人は10.7%でした。
このアンケートで興味深いのは、テレワークのみを希望する一般ワーカーは17.7%、経営者層も15.1%だったのに対し、中間管理職層は8.5%と著しく低かった点です。この結果は、一般の社員も経営者もテレワークの利点を理解しているものの、実際の現場、とりわけ管理する側からすると、マネジメントが難しいという現実がうかがえます。
他方で、「ハイブリッドワークの移行において自社のオフィスを見直す必要があるのか」と質問した結果、7割近くの経営者が現状のオフィス面積を維持し、レイアウトも変更しないと回答しています。ハイブリッドワークに移行することで、会議室スペースや執務エリアの縮小なども想定できる中、このあたりは経営者層の意識改革が必要のようです。
東京造形大学 造形学部デザイン学科 教授地主廣明
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