- 日替わりコラム
Fri
11/24
2023
簡単にできそうでうまくできないのがギョウザ。筆者もときどきチャレンジしますが、具材を多く入れすぎて中身がはみ出したり、縁のヒダが崩れたり、あげくに出来損ないの饅頭のようになってしまいます。
そんな初心者向けに株式会社三陽プレシジョンが昨年10月に商品化した「餃子つくりのお手伝い」は、子どもでも上手にできると注目されています。見た目は貝殻のような半円形です。中央にギョウザの具材を適量入れるくぼみがあり、上辺にはスリットが形成されています。そこにギョウザの皮を敷いて、具材を凹部いっぱいになるように上から押し込みます。次いで皮の下半分を上に折り返して具材にかぶせ、皮の縁をスリットに押し込みます。これだけで、具材の中身が過不足なく、同時にヒダもきれいなギョウザができるのです。本体の裏面にリングがあり、人差し指を差し込んで片手で連続作業ができることも特長のひとつです。従来品のように1個作っては器具を卓上に置いて材料を再セットしてというような手間を省き、30~40個のギョウザを連続して作ることができます。あとはフライパンに並べて焼くだけです。
このアイデアは、ある雑誌社の女性社員がコロナ禍での巣ごもり生活で料理を楽しんでいるときに発明したものです。契約金5万円と実施料3%で採用されて商品になりました。
一般社団法人 発明学会 顧問平井工
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