イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

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2024

衛生視点で感染症・災害時のBCPを考える(7)水の確保

 災害時にライフラインが止まったときでも、施設の中に水が確保されていれば、さまざまな用途に活用することができます。過去に起きた大規模な地震の際には、1週間以上、時には1か月を超えて断水したことがありました。
 まず飲料水の確保です。3日分備蓄のペットボトルの水を利用します。最近は、自治体により7日分備蓄が推奨されています。
 次に、飲料水以外の水の確保です。(1)受水槽・高置水槽の水。1階や地下階に水道水を貯める受水槽、屋上に高置水槽を設置している場合、タンク内に残る水を利用できます。最近の受水槽の例では、災害時に水の供給が簡易にできるように、タンク側面に非常用給水栓があります。(2)大浴場浴槽の湯。バケツに汲んで、トイレを流す水に利用できます。洗濯にも活用可能です。(3)手押しポンプの井戸水。手押しポンプは、浅井戸といわれる約10mの深さから汲み上げられています。東日本大震災のとき、海水が井戸に入って塩分濃度が上がり、飲用不適になった例があります。(4)雨水。日頃から屋根に降った雨を貯めておける水槽があると、雨水を活用できます。市販品には、雨樋に接続して使用できるプラスチック製やステンレス製の200~300リットルの雨水タンクがあります。(5)その他。プール水、川の水、工業用水等があります。

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オフィス環監未来塾 代表中臣昌広

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