イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2024

乳製品の魅力と健康(6)New–Washoku 乳和食のすすめ

 30年にわたり牛乳やヨーグルト、チーズ、バター、スキムミルクなどの乳製品を主に和食で、意外性のある使い方を提案・普及しています。
 和食はヘルシーといわれますが、食塩相当量は多くなりがちです。日本人の3人に1人は高血圧といわれていますが、牛乳に含まれるカルシウムやカリウムがナトリウムを体外に排出し、血圧を下げてくれます。そこでご紹介するのは、10年前に始まった乳和食です。成分無調整の牛乳に、味噌や醤油、めんつゆなどを組み合わせることで、和食でありながら、牛乳のコクや旨味によって、食塩の量を減らすことができる料理で、一般社団法人Jミルクのホームページにレシピや作り方の動画が紹介されています。納豆に牛乳、味噌汁に牛乳など聞いただけでは驚きの使い方ですが、作ってみると美味しいです。ミルクもちなど簡単に作れるデザートもあります。減塩の効果が認められ、学校や病院の給食、介護食などにも取り入れられています。
 牛乳と調味料の組み合わせのほかに、牛乳を温めて酢を加え、カッテージチーズ(風)とホエーに分離させ活用する調理法もあります。牛乳をそのまま使うと出来上がりが白くなりがちですが、見た目も通常の和食と変わらない、新しい= New–Washoku が完成します。ぜひ一度作ってみてください。美味しく減塩を実践しましょう。

管理栄養士・ミルク料理研究家奥泉明子

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