イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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2024

表示間違いを防止する仕組み作り(2)消費者に情報を伝える食品表示とは

 加工食品のパッケージには、商品名やその商品を引き立てるキャッチコピーや写真、イラストが描かれていますが、パッケージ上で消費者に必ず提供しなければならない情報を義務表示項目として国が定めています。それぞれの項目に、次のような情報を伝える役割があります。
(1)食品の状態や特徴を伝えるもの
 どのような食べものであるかを表す「名称」、何から作られているかを表す「原材料名、添加物」、どこの産地の原料を使ったかを表す「原料原産地名」、遺伝子組換え食品を使用しているか否かを表す「遺伝子組換え表示」、だれがどこで作ったかを表す「製造者等」
(2)安全に食べるための情報を伝えるもの
 いつまで食べられるかを表す「賞味期限、消費期限」、どのような状態で保存すればよいかを表す「保存方法」、どのようなアレルゲンが入っているかを表す「食物アレルギー表示」
(3)保健や健康面に関係する情報を伝えるもの 「栄養成分表示」
 これらは食品表示法の食品表示基準で細かくルールが定められており、食品事業者はこのルールに従って正しく表示することが求められています。そのためには、表示間違いを防止する仕組み作りが重要となってくるのです。

フード・オフィス・天明 代表・上級食品表示診断士天明英之

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