イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Thu

5/16

2024

迷う書類は「いらない」のかもしれない

 前回は、書類整理を進める際に要・不要の判断が苦手な方や、迷って作業が進まない方への対策として「この書類を、次にいつ使うかを考えてみる」こと、利用シーンをイメージすると情報を持つ基準が明確になりやすいという方法をお伝えしました。しかしここまで考えなくても、実は「迷う」の時点でもう答えが出ているともいえます。それは「必要な書類はすでに選び取れている」とも考えられるからです。
 要・不要を分けていくとき、必要な書類はさっと決まっていきます。たとえば、今の住居の権利書や契約書はすぐに「いる」と決まります。これを捨てようかと迷う方はそうはいません。多くの方が「迷う=いるかもしれない」と思い悩みますが、実はそうではなく、必要な書類はさっと決められるということは「迷う=いらないのかもしれない」というふうにも捉えることができるのです。
 ただし、この考え方はある程度の経験則が必要になり、やっぱり不安だから置いておこうというのであれば、それも問題ありません。ポイントとなるのは、書類があふれていた環境から脱したいと決意し、これまでと違う結果を出すために、これまでと違う判断と行動をすることです。この小さな判断基準の変更も、日々積もれば大きな成果につながります。ぜひお試しください。

株式会社オフィスミカサ 代表/整理収納アドバイザー一級認定講師長野ゆか

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