イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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7/16

2024

表示間違いを防止する仕組み作り(4)表示作成時の間違いの防止

 パッケージの表示には、必ず表示しなければならない義務表示と、義務表示以外の項目を伝える任意表示があり、任意表示の部分は、消費者に誤認を与えなければある程度自由に表示することができますが、義務表示の部分は表示を間違えると法律違反になってしまいます。
 では、義務表示の表示間違いを防止するためにはどうしたら良いでしょうか。私は大きくふたつあると思っています。ひとつ目は表示作成に必要な当該食品の情報を幅広く正確に集めることです。食品を構成している原材料の種類・配合量、原材料が加工食品の場合は、その原材料の種類と配合量、原材料の原産地、原材料に含まれるアレルゲン、食品の栄養成分、当該食品の製造方法などの情報を、原材料メーカーや自社の開発や製造部門から入手しておきます。正しい情報、必要な情報が入手できなければ、正しい表示は作成できません。
 ふたつ目は食品表示を作成するためのルールを正しく理解しておくことです。食品表示ルールは食品表示法、計量法、米トレーサビリティ法など多岐にわたります。食品ごとに適用されるルールが異なりますので、自分で勉強したり、人に教わるなどして、最新の表示ルールを入手しておくことが必要です。正しい食品の情報と正しい表示ルールの知識を持ってこそ、間違いのない正しい食品表示が作成できるのです。

フード・オフィス・天明 代表/上級食品表示診断士天明英之

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