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2024

衛生視点で感染症・災害時のBCPを考える(11)熱中症対策

 4月半ば、能登半島地震の被災地では気温が上昇、空調設備のない避難所の体育館は、24.5℃に達しました。発災当初、低体温症対策が最重要課題といわれた避難所は、熱中症対策を考える時期になったのです。対応について、停電時と通電時に分けて考えていきましょう。
【1】停電時/(1)風通し:自然換気がうまくいくように、対面の窓と窓とを結ぶ線上に物を置かないようにしましょう。(2)熱中症対処:気化熱を利用すると涼しさを感じます。首に濡れタオルを巻くのも一例です。(3)日除けの使用:直射日光を室内に入れないよう、入り口や窓部分に、よしず・すだれなどを使いましょう。(4)電源車の確認:状況により公共施設などに電源車が配置されることがあるので、配置予定があるかを自治体へ問い合わせてみましょう。
【2】通電時/(1)クーリングスポットの設置:外出したあとや熱中症ぎみのとき体を冷やす場所となります。2018年の西日本豪雨の際に避難所となったある体育館の一角では、パイプ椅子が置かれた場所に床置型冷房機と扇風機が設置されていました。(2)扇風機・サーキュレーターの使用:空気の淀みと温度差の解消に役立ちます。(3)温度湿度計の設置と測定:温度・湿度が確認でき、冷房の適切な使用につながります。午前と午後それぞれ確認し、28℃超のときは熱中症の注意喚起をします。

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オフィス環監未来塾 代表中臣昌広

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