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2024

SDGsの目標まで6年しかない

 SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月に国連サミットで192か国の賛成を得て採択されました。皆さんご存じのとおり、17のゴールと169のターゲットから成るグローバルな社会課題解決のための共通目標です。ただし、時が経つのは早いものです。2024年9月時点では、採択から丸9年が経ち、あと6年しか残っていないことになります。目標期間の5分の3が過ぎようとしているのです。
 では、17のゴールは解決に向かっているのでしょうか。答えは残念ながら、「NO」です。その理由としては、世界各地で起こっている紛争問題もありますが、2020年から今も一部で続く「コロナ禍」が暗い影を落としました。昨年、国連が発表した中間報告では、新型コロナウイルス感染症によって、貧困対策における4年分以上の前進が帳消しになった(ゴール1)、ウクライナ危機が世界の最貧困層の食料不足の引き金になった(ゴール2)などといったものがありました。このほか、現実が目標達成には程遠いことが、ほぼすべてのゴールにおいて報告されました。
 筆者は、SDGsは2030年から10年程度延長するか、または「〇DGs」という新たな目標の枠組みができると予想しています。世界の諸問題の解決には、まだまだ多くの国の努力と時間が必要なのです。

『オルタナ』編集長森 摂

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