イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

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Tue

10/1

2024

ストレス社会を心穏やかに生きる(120)月光に導かれて

 古来、月には陰の力が宿り、静かで清らかなる澄光は、無明(むみょう)(迷い)の闇夜にありても、私たちの足下を照らし、光明(こうみょう)(悟り)世界に導いてくれると言われます。また、月は仏心を表し、真言密教には「月輪観(がちりんかん)」という瞑想観法があるくらいで、月を能々(よくよく)観察することは、自身の中にこそある仏心を見つめることになるのです。
 「月を観て仏心をとらえる」
 「月は仏心のあらわれ」
 「月が仏心を照らしてくれているのか」
 「仏心が月を照らしているのか」
 「月を外に観てはならない」
 「月はいつでも自身の内に」
 「自身の内に月を観よ」
 「自身こそが月そのものなのだ」
 例えば、月を「大切なもの」とか「幸せ」、「いのち」というものに置き換えて観ますと、「答え」は「問い」の中にこそありますように、すべては自身の内側にこそあるものなのだと分かってきます。
 月の光が美しいこの季節、「わたくし」という名の「仏心」を照らし観られてみてはいかがでしょうか。

合掌

下野薬師寺別院 舎那殿壇 龍興寺 副住職阿波建多

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