イカリホールディングス株式会社 よりそい、つよく、ささえる。/環文研(Kanbunken)

DAILY COLUMN

- 日替わりコラム

Wed

11/6

2024

若き開発者への手紙(47)劣等感は成長への刺激

 近年、『嫌われる勇気』の大ヒットにより、「アドラー心理学」は有名になりました。そのアドラー※ が「すべての人は劣等感を持っている。しかし、劣等感は病気ではない。むしろ、健康で正常な努力と成長への刺激である」と述べています。何か劣っていると感じるものを持っていたとしても、克服することを諦めてしまわなければ、その劣等感こそがエネルギーとなり、人を成長へと導いてくれるのです。
 業界団体などの会合でとてもスピーチが上手な社長がいました。広報の方に「なぜあんなにスピーチがお上手なのでしょう」と問うと、実はその社長は若かりし頃「吃音(きつおん)」だったのだと知らされました。けっして原稿を人には任せず、自ら話したい内容をまとめ、しかも、何度もリハーサルを行うことで吃音を克服したのだそうです。まさに劣等感がなせる業だったのです。
 人前でうまく話せなかったこと自体は「失敗体験」でしかありません。しかし時が経って、何度もその失敗を振り返り続けると、「失敗」は「劣等感」に変わっていくのです。人は自分の不得意とする部分を自ら認め受け入れることで、劣等感を成長へのエネルギーに変換していくことができるのです。劣等感を受け入れることで不得意なことを得意なことに転換していってみてはいかがでしょうか。

※ アルフレッド・アドラー。オーストリアの精神科医で、個人心理学の創始者。
  フロイトやユングと肩を並べて「心理学の三大巨匠」と呼ばれる

商品開発アドバイザーH・B 山越

全部または一部を無断で複写複製することは、著作権法上での例外を除き、禁じられています

戻る

ACCESS

- アクセス

事業所

〒275-0024
千葉県習志野市茜浜1-12-3
ライフ・クリエーション・スクエア内BMSA・環文研共同研究棟1階

Google Map

本部

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-11
アグリスクエア新宿11階

Google Map
お問い合わせはこちら トップへ