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2025

食品工場での衛生管理のポイント(12)帽子やマスクは正しく着用しよう

 帽子やマスクは、作業をしている皆さん自身から落下する髪の毛などの異物が、製品に混入するのを防ぐために着用しているものです。
 作業中に帽子から髪の毛がはみ出していると、製品に落下する危険性が高くなってしまいます。また、入場時にはしっかりかぶれていても、作業をしている間に徐々に髪の毛がはみ出してしまう場合があります。特に、こめかみや襟足ははみ出しやすいので注意が必要です。作業中も、帽子から髪の毛がはみ出していないか定期的にチェックしましょう。自分自身のことは見えないので、近くの人とお互いにチェックし合うのも良いでしょう。
 鼻は常に空気が出入りしているところです。また、鼻の中には食中毒を引き起こす黄色ブドウ球菌がいることがあります。ラインでは前かがみになって作業を行うことが多いと思いますが、マスクで鼻を隠していないと、細菌の落下や付着により製品を汚染する可能性があります。また鼻毛が抜けて製品に混入してしまうことも考えられます。しっかり鼻までマスクをして、体毛の混入や細菌の汚染を防止しましょう。
 不用意に帽子やマスクに触ると、入場時にチェックしたとおりの正しい状態を保つことができなくなってしまいます。作業中は、帽子やマスクに触らないようにしましょう。

イカリ消毒編『食品工場必携 食品衛生べからず集』(2009年発行)改編

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